子連れで佐渡に行った話 其の四
ところで。
お気付きの方もいらっしゃるだろうけど(?)
滞在中、私は稲を刈っていない。
(散策させて頂いた、の図。)
稲刈りのシーズンにお邪魔したものの、
1歳児を連れているというのもあって、とりあえず料理や家事を頑張った(つもり)。
あと頑張ったことといえば、
写真を撮ることと、
子どもを佐渡の自然の中で遊ばせることと、
東京以上にほったらかすこと。
それと、何より
自分が緩むこと。
それ以上に「佐渡の空気を全身で感じてやるぞ!」という全身スポンジ願望(?)みたいなものもあったので、率先して緩もう、と決めていた。
でも私がそう決めなくても、もう緩んでしまうような温かでやさしい空気がそこにはあった。
それは一緒に滞在したみんなのおかげであるし、晴れてくれたお天道様のおかげだし、地元の方の温かさ故だし、
そしてそれ自体が佐渡という島の空気でもあったのかもしれない。
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もっと言うと、私がこの佐渡という島の優しさに触れることができたのは、
team-0の3年間の佐渡との関わりの積み重ねの恩恵であることは間違いない。
私の知らないその時間を、有難う、と思う。
そして、そこに思いを馳せる時、
同時に今までの色んなものが私の知らない時間の積み重ねで出来上がっているんだな、と気づく。
このブログも、スマホも、服も、道も、電車も。
私の知らない時間に、誰かがしてくれたことだ。
もちろん、すべて私のためじゃないけど、私はそれを受け取らせてもらった。
だから私は、この体験を記しておこうと思った。
そして、次の記事に佐渡のその後を記して
この旅行記(?)を締めくくろうと思う。