私日誌。

日々のこと

子連れで佐渡に行った話 其の三


東京で暮らしている時より早く眠り、早く目覚める。


起きて子どもたちにご飯を食べさせる。

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ご飯が美味しいからか、空気が美味しいからか、
いつもより食欲がある気がする。


午後は遊び場を探して、棚田の脇で遊んだり、海で遊んだり。


稲刈り見学にも行ったよ。

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トラックの荷台も初体験。

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東京育ちで海や山に慣れない我が子は、
砂場も草むらもなすすべなく座ったまま動けなくなっていることが多かったけれど、

それでもとにかくどこでもハイハイさせてみたり、触らせてみたりした。

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砂が手については泣いたり、

波が寄せては怯えたり。



そのうちに慣れて
足で砂を掻いてみたり、海水に触れてみたりするようになり、

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3日目には家の中では満足せず、パンツ一丁で自ら家を出て行くようになっていた。


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雑多な玄関も、息子にとっては格好の遊び場となった。

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最終日以外、佐渡はずーっと晴れていた。


だから子どもが遊ぶには全く困らなかったし、洗濯物もすぐ乾いてくれた。

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はじめはコンクリートを嫌がってたけど、

知らないうちにへっちゃらになっていた。



そして最後の一泊には高崎ゆいさんとも会えた。

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(後ろ姿の写真しかなかった。涙)


最終日は雨が降って稲刈りができなかったけれど、雨の佐渡をも体験できたのは本当に贅沢だった。


ただ、雨で帰りのフェリーは荒波の中を行ったため、わたし、かなりの船酔いでグロッキーになってたけどね。
(母のそんな姿を気にもせず息子は元気に遊びまわっていたよ、、)


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佐渡のお地蔵さんと息子、りーくん。)



子連れで佐渡に行った話 其の二


到着から一夜明けて、思ったこと。

「"暗闇"を久しぶりに感じた!」


東京での暮らしは、駅に近いこともあり、
夜遅くまで外の光や音が入ってくる。

でもここは「完全な静寂」があった。


電気をつけなければ目を凝らしても隣にいる息子がわからないくらいの暗闇。

外も本当に静かで、車の音も、電車の音も、酔っ払いの声も、無い。


旅の疲れもあったのかもしれないけど、久しぶりにぐっすりと眠れた感があって感動した。

私の慢性的な不眠感は夜中の授乳とおむつ替えのせいかと思っていたけど、ここにも少し改善点があったみたいだった。


朝も襖越しの自然な光でスッキリと目が覚めた。

東京でもこのまま健康的な生活をしたいな、と思った。



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ふと感じた、この滞在の良きところ。


杉浦家boysがいてくれる。

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三日三晩りーくんが同世代の子どもと遊べるっていうだけで、この時間の尊さを感じる。

だってりーくん、めっちゃ楽しそうだったもん。

その姿を見れて、私も嬉しかった。


東京ではなかなか行けない海にもすぐ行けるし、
家のすぐ脇には畑もある。

おもちゃや遊具がなくても、子どもにとって全てが遊び場であり、全てが学び場だ。

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出来上がった人工物もそうだけど、自然からもたくさんのことを考えさせてもらえて、体験させてもらえる。

その時間が、子どもにとってどれだけ貴重なことかと思う。



更に、良きところ。

team-0の二人はもちろん、稲刈りのお手伝いに来た方々とお話できる。

オトナの人数も結構居るので家事も分担できる。

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(綺麗なお花を生けてくれたり!)


これは共同生活の良きところであるなぁと思う。


なかなか出会わない人とそこで出会える。

そしてその人達と家事を分担するという家族感。


私個人としては、夫や息子以外に料理を振る舞うということがなかなか無いので、新鮮だった。


あまり料理はうまくないけれど、「美味しくできたと思う!」と思って出したのをペロリと食べてもらえる幸せ。


子ども達と未婚男性達が遊んでくれたり、ギャン泣きしながらもお風呂に入れてくれたりするのも面白かった。


子どもは色んな人と出会い、勝手に育っていけばいいと思うし、
これからもそうしていきたい。


家族みたいな関わりがたくさん生まれたら、心は暖かくしかなれないんじゃないかと思う。


子連れで佐渡に行った話


9月の終わり。
1歳の息子を連れて、佐渡に行ってきた。


と言っても、ほとんどはteam-0の嘉向徹くんの車に揺られていただけなのだけど。


去年からラムピリカの千秋さんや、気仙沼の美里さんから佐渡の話は聞いていたので、

タイミングがあったら飛び込むぞ!
と思ってはいたけど、

まさか、ふと「佐渡、行こかな」って思った時期が稲刈りの時期だとはつゆ知らず。

最初はteam-0の保科さんにお願いしてみたりして、
そのうちに流れに乗って佐渡にたどり着くことができた。



東京育ちの私にとって、自然いっぱいの空気の綺麗な土地というのは憧れの対象でありつつ、
「私なんぞが自然好き!と言っていいものか」と、よくわからない思いが込み上げるくらいには好きだけど、手を伸ばしきれない、そんな感覚もある。


佐渡もそう。


初めてなのか、2回目なのか定かではない佐渡への上陸は、とっても嬉しかったし、身体が喜んでいるのもわかった。

でも、まだ佐渡の事あんまり知らないしな、って思ったら
ここの空気好き!とか言っていいのかどうかも躊躇われた。

それでも好きなものは好きだし、心身ともに喜んでいたのは事実だ。



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東京から新潟まで約6時間。


新潟での一泊を経て、team-0のお二人と杉浦美里さんと杉浦家boysと、佐渡へのフェリーへ乗り込む。


フェリーは2時間半。


幸い"ときわ丸"に乗れたので杉浦家boysとうちの息子はキッズルームへ。

遊んだり、DVDを観たり、甲板で海風に当たったり、かもめにお菓子をあげたり…。

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150分って結構なボリュームだけど、その時間を過ごすだけの設備があるって、有難い。

行きは波も穏やかで船酔いもなく、楽しい船旅だった。



船が着いたのはもう夜で、辺りは暗かったけど
お家に着いたら空いっぱいに星が広がっていた。


人生でまだ数回しか見たことない天の河を見上げて、
「来てよかったなあ」とまだ始まってもいない佐渡島の滞在に心いっぱいになった。